巴蓋:軒先の自宅警備員

軒先の自宅警備員

Since 2011/11/11  S.Jobsを追悼して作成

 

■お椀

 シンプルイズベスト。

周りが奇抜な装飾など頭に載せてどんどん浮かれていく中、虚飾を排して機能に徹するその姿は職人そのものを映しているのか。

が一方で、その余りにシンプルの造形のために表情が乏しく鑑賞者(蒐集家か?)泣かせでもある。

曲面の微妙なRの違いやいぶし銀の剥げ具合の違いなどにも萌え要素を見出せる剛の者にとっては原点であり終着駅という事にもなるのかもしれぬが、

私には無理だ。


※その朴訥さが人気なのかよく見かける意匠ではあるのだが、明らかに上部の装飾物が崩壊してこれだけが残ったと思われる物も多く見られるため、実数把握も困難である